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皆さん、こんばんは。

昨日の世田谷のセシウム、横浜のストロンチウムに続き、今度は船橋のアンデルセン公園の汚染状況が公にさらされました。
今後次から次へと放射能汚染の実態がバラされてくることでしょう。

今回は前回の続きとして、また小出助教の毎日放送の発言内容を掲載いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年10月12日、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容を掲載します。

水野「小出さんこんばんは」
小出「こんばんは」
水野「よろしくお願いします」
小出「よろしくお願いします」
水野「そして東京には近藤さんです」
近藤「よろしくお願いしまーす」
小出「こんばんは。よろしくお願いします」
水野「まず東京のお話から伺います」
小出「はい」

水野「東京の世田谷区の一部の場所で高い放射線量が検出されたようです。これはですね、世田谷区の歩道……、住宅街の歩道なんですが。最大1時間あたり、2.7マイクロシーベルトの放射線量が測定されたという発表がありました。」
小出「はい」
水野「この値。2.7マイクロシーベルト、どうお感じですか」
小出「うん、高いですね……。えー……、普通は0.05くらいしか東京ではないはずですから
水野「普通は0.05のものが」
小出「50倍ほどですね
水野「50倍ほどですね。確か福島県飯舘村でも、2マイクロシーベルト以上だったかと。だいたい同レベルだったのではないかと……」
小出「はい。まあ飯舘はもっと高いところもありますけれども。そういう、まあ、本当に嫌だなあと思うくらいの空間線量ですね。はい」

近藤「あのー、小出先生?」
小出「はい」
近藤「あの、新聞もテレビもそうですけれども。あの、いわゆる都道府県レベルでそういう数字出すでしょ? で、東京いくら、千葉いくらって出るじゃないですか」
小出「はい」
近藤「あれみて、みんな安心してるんですよね」
小出「はい」
近藤「あれ、意味があるんですかね?」

小出「え、まあ、基本的な、広い、その、範囲でのです……範囲でのどの程度の汚染かということに役に立つだろうと思いますが。中にはいわゆるホットスポットというようなところが必ずありますし」
水野「それは東京でさえあるんですか?」
小出「もちろんです。はい。そのホットスポットと呼ばれている中、あるいはそうじゃないところでも、えー、例えば雨水がたまっているようなところとか、道路の側溝であるとか。そういうところは必ず高くなっているはずですので。調べれば調べるだけ、空間線量が高いところが出てくると思います。」
近藤「そうですよね」
小出「はい」
近藤「そうすると、東京都が0.0いくらって、こう出るのは、その特定のいつも同じところで、測ってるる数字がいつも出てるわけですか」
小出「そうです。」
水野「そうなんですか」
近藤「そのことの意味、っていう、一種の安全デマみたいな話ですよね」

小出「まあ、そうですね。本当であればもっと細かく測って、例えば、区レベルで測る。そして町内レベルで測る。さらには、町内のどこどこの道路、どこどこの場所というふうに極め細やかに本当は測っていかなければいけません」
近藤「それでね、もう1つ心配なのはこういう具合に世田谷でこういう数字が出たっていったときにね。僕らの意識っていうのはどっかで高止まりしてるんですよ。」
小出「はい」
近藤「それで、もう、もう何でもいいや、驚かないとかね。なんか要するに、そういうこの、ある種のヤケっちゅうんですか?」
小出「はい」
近藤「なんかそういう気分の時に、こういう数字をぽっと出されるでしょ? もっとこう、もっと反応が鋭かった時期あったと思うんですよね」
小出「そうですね……」
近藤「うん……」

小出「私からみると、2.5なんて聞くと、驚きというかですね。常に被曝ということに向き合っている人間ですので、その数値が驚き……未だに驚きですが。多分普通の皆さんが数字だけずらーっと聞いてきた中で言えば、まあずいぶん慣れてしまった数字なんだろうなと思います。」
水野「今回は区民の方が、これ放射線量が高いところがあるようだというふうに訴えて、それで区が測定して、出てきたのが2.7マイクロシーベルトなんですね。」
小出「はい」
水野「これまで、東京都などが測定した中での最高の値は、0.496マイクロシーベルトでした。これに比べても、5倍以上の数値が今回出たようなんですよ。だからこれ、住民の皆さんが訴えなかったら、わからなかったという……5倍以上の数値が出ることがわからなかったということを思うと、本当に住民の方の意識が大切なんじゃないかと思うんですが……」

小出「そうですね。それをはからずも証明してくれたわけですね。え……ただ、私自身まだ、その、今2.57が出たという場所が、」
水野「2.7ですね」
小出「ごめんなさい、2.7……がどういう場所なのかということをまだ知りませんが。例えば雨樋の下のマスのようなところとかですね。あるいは道路の側溝で、とくにその、汚泥が貯まりやすいようなところであれば、多分そういう数値が出るということは不思議でないと思います」
水野「そうなんですか。ってことは、この場所だけではないかも知れないし。世田谷だけの問題ではないかも知れないということですね」
小出「そういう事です。」
水野「ホットスポットは東京にもあるんだとおっしゃいましたが」
小出「はい」
水野「西日本にもホットスポットってありうるんですか?」
小出「まあ原理的にはありうると思いますが、西日本まで飛んできた放射性物質はいずれにしてもかなり薄まってしまっている、はずですので。それのホットスポットがあったとしても、比較的見つけにくいだろうと思います」

水野「はあ……。こんどは横浜のお話に移りますが」
小出「はい」
水野「横浜ではストロンチウムが検出されました。これはどういう場所かと申しますと、横浜市内のマンションの屋上の堆積物からです」
小出「はい」
水野「1キロあたり195ベクレルです。この数値はどうでしょう」

小出「えー……、今日私はずうっとマスコミの人にこの問題で追い回されまして。えー、1キログラム195とはじめ聞いたときには、ずいぶん高いなと、思いました。しかしそれがマンションの屋上のいわゆる堆積物がたまっている。多分、まあその……屋上の雨水が流れていって何か泥が溜まるようなところだと、いう事のようでしたので、あ、それならありうるだろうなと、思いました」
水野「ええー……」
小出「それは、ですから今、世田谷で高いところがあったというのと、私からみると同じような原理なんだろうなと、受け止めて、それで聞いたのですが。セシウムの方の汚染度は、1kgあたり1万幾つと、おっしゃったと思います。」
水野「いえ、もっと高い数値も出たっていう情報を私は持っているんですが」
小出「そうですか」
水野「セシウム6万ベクレル以上が同じ堆積物から出たと、いう情報も私は得たんですが」

小出「あの、じゃあ、むしろそれが正しいと思います。要するに何百倍、あるいは1000倍近いというセシウムがそこにあるわけであって。それはやはり福島の原子力発電所から飛んできてしまって。いわゆるまあ、自然環境での濃縮ということが起こったんだと思います。」
水野「ほう……。チェルノブイリでの汚染地域が、4万ベクレル以上っておっしゃいませんでしたっけ?」

小出「えー……、1平方メートルあたり、4万ベクレルを超えるようなところがあれば、日本の法律に照らして、放射線の管理区域にしなければいけないということです。今の場合は1kgあたりと、いう値だと思いますので。ちょっと換算に手間がいりますけれども。えーそれでも1kgあたり6万ベクレルもあるというのであれば、えー、そこは放射線の管理区域にしなければならないような汚染です。でもその、どの程度広がっているのかという問題ですね」
水野「これ調べなきゃいけないですね」
小出「もちろんです」

水野「横浜でのおはなしです。それから……、これ今秋刀魚の美味しい季節なんですけども。サンマの漁業者で作る組合がですね。福島原発100キロ圏内の海域での操業は禁止するというふうに決めました。その理由が、消費者の皆さんに安全安心とはっきりさせるためだと、いうことなんですが。これ科学的な数値が伝わってきていないんですよ。」
小出「はい。そうですね」
水野「ええ」
小出「なにがしか、判断するためのデーターがあった筈だと思います……し、それを聞かせていただければ私としても何かアドバイスができるとおもうのですが。今の段階ではコメントを差し控えたいと思います。」

水野「ただこれ、海洋汚染でいいますとね。」
小出「はい」
水野「まず海藻に、濃縮されるとおっしゃいましたし。貝もだとおっしゃっていました。で、魚は、回流するから最後ですよっておっしゃったと思うんです」
小出「そうです」
水野「その、魚であるサンマが問題になるような時期なんですか?」

小出「まあ丁度、サンマの季節ですから、たくさんその、獲りたいはずなんですね。えー、でも、もしそれが少しでも汚染していると分かれば、多分全部が売れなくなってしまうというそういう危機感が漁業者の方にあった、のではないでしょうか。まあ、福島原発の100キロの海域を除いて獲ったと、言えば、少しは、消費者に受け入れてもらえるのかなというそういう、ことを考えたのかと思いますが。何よりも本当であれば、データーを示していただくのがいいと私は思います」
水野「そうですねえ。ええ、国もまずここのデーターは、これ調べて開示すべきですよね」
小出「はい。」

水野「今のところそれは出ておりません。それから、次々伺ってなんですけど、今度お米のおはなしもございます。」
小出「はい」
水野「福島県のお米、はですね。今回放射性物質の検査で、規制値、1キロあたり500ベクレルという数字を政府は挙げてますが。
小出「はい」
水野「これには、どれも、当たらなかったので、全県で、福島県全県のお米全て出荷が可能であると、いうことになりました。」
小出「はい」
水野「で、福島県知事さんは、米の安全性が確認された、というふうに安全宣言をなさったんです。」
小出「はい」
水野「これについて、どんなご感想でしょう」

小出「間違えています
水野「はい……」
小出「え……。放射能の安全などというものは、ありません。安全宣言を出すなんてことはやっては、いけない、のです。仮に1kgあたり500ベクレルを下回っていたとしても、もちろん危険はあるのです。499かも知れないし400かも知れないし100かも知れないし、10かも知れない。それでも安全なのではないのです。どこまで比較の問題で、どこまで危険があるかというだけなのであって。国が決めた暫定基準を下回っているから安全宣言を出す、などということは、科学の基準に従えば全く間違えている、と思います。」

水野「これあの、規制値500ベクレルとの、比較っていうことはみんな気にするんですけれども」
小出「はい」
水野「もともと3月11日以前は、どれだけだったかということが、いつも抜けて話されていると、思うんですね。」
小出「そうですね」

水野「お米って普通どれくらいでした?」
小出「1kgあたり、1ベクレル、あるかないかです。
水野「はあー……。で、500ベクレルとしただけで、もうすでに500倍以上のものを許容しろというのが政府の見解なのですね」
小出「そうですね。それより下であれば、もうなんにもデータを示す必要もないと。もう、後はお前ら勝手にしろというふうに国は言ってるわけですね。」

水野「うん……。でですね、チェルノブイリの原発事故による放射能の影響をしらべている、ベラルーシの専門家が来日しまして。」
小出「はい」
水野「日本記者クラブで記者会見したんですが」
小出「はい」
水野「そのかたは、こんなことを言ってはります。『日本政府が設定した食品の暫定規制値は、高すぎる』と。」
小出「はい」
水野「『日本の数値は驚きで、全く理解出来ない』と、おっしゃったようです」
小出「はい」
水野「これは小出さんの意見と合致するもんなんですかねえ」

小出「(笑)。ベラルーシの基準は日本に比べると、遥かに厳しいですから、そういう指摘は正当だと私は……」
水野「すいません。ベラルーシの方が、チェルノブイリに近いところのほうが、日本よりずっと厳しい規制値を持ってるんですか」
小出「そうです。」
水野「はあ……」
小出「ただし、どこまで規制値を決めようと、危険はあるのです。ベラルーシの規制値が安全だというわけではありません。問題はどこまでを我慢して受け入れざるを得ないか、ということですし。私としては何よりも大切なのは、どの食べ物がどれだけ汚れているかということを、正確に知らせることだと、思っています。えー……、ベラルーシの基準が低いということはもちろん賛成ですけれども。低い、低い基準値を下回っているから安全だというのであれば、またそれも間違えていますので。なによりも正確に情報を知らせるということに力を注いで欲しいです」

水野「食品については具体的な数値が出されないまま、様々なことが進んでいるように見えます」
小出「そうです」
水野「どうもありがとうございました」
小出「ありがとうございました」
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生にうかがいました」
=====(文字おこし、ここまで)
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国の暫定基準値の数値に騙されてはいけません。
国際的基準数値の500倍に設定してあるのですよ?
命を大切にしたら国が保障するお金がなくなるという論理に、呆れかえっています。


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皆さん、こんにちは。

ここにきてようやく首都圏にお住いの方々も放射能汚染の実態に気がつき始めたのか、世田谷のセシウムや横浜のストロンチウムの話題が取りざたされるようになっています。

前々からわかっていたことなのに、何で今になって・・・という感はありますが、政府によって隠蔽されるこの国の状態ではいたしかたのないないことなのかもしれません。

既に実は首都圏は危険地域だということに皆さん早く気づかないといけないわけで、そういう意味ではこういう情報が半年以上経ってでも公にさらされたのはまだ良かったのかなとは思います。

ただし、残念ながら半年以上も経過したことで、もう内部被爆していて手遅れの方々もいっぱいいるのかもしれませんが・・・。

今日はそんなこともあり、小出助教が毎日放送で話した内容を掲載いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年10月11日、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。

水野「小出さんこんばんは」
小出「こんばんは」
水野「よろしくお願いします」
平野「こんばんは。よろしくお願いします」
小出「よろしくお願いします」

水野「まずですね。セシウムの汚染について伺いますが」
小出「はい」
水野「文部科学省が、放射性セシウムが土壌にどれだけ蓄積されているかと、いうことをずうっと調べておりますね」
小出「はい」
水野「東日本について各県ごとに次々に発表してきて、先日東京都の値も公表されました」
小出「はい」
水野「そのマップをみて、わたくしもびっくりしたんですがねえ」
小出「はい」
水野「奥多摩町の山間部、一部ですけれども。6万ベクレルから10万ベクレル検出されたという話なんですね」
小出「はい」
水野「ただ、奥多摩町って250キロも福島第一原発から離れているそうで」
小出「はい」
水野「こんな遠い東京都で最大10万ベクレルという数値についてどうお感じになりますか」

小出「まあ、ようするに、風向きがどうであったかということ、だけに寄っている、のですね。で……、奥多摩を襲った放射物質というのは、始め北西に流れて、飯舘村などを猛烈な汚染地帯にしたその風邪だったと思います。それが福島県の中通りを通って、逆になんかをしてきまして、まあ山、山に挟まれた谷あいですね、そこをずうっと汚染をしながら栃木県群馬県まで汚染を広げて、その一部が、東京都を回りこむような形で奥多摩まで届いたという、道もそのように見えます」
水野「はあー……。葛飾区や江戸川区の一部ではですね、1万ベクレルから3万ベクレルという数値も出てきています
小出「はい」
水野「これたしか、チェルノブイリでは汚染地域に指定されるのが……どれからでしたっけ?

小出「えー……、強制避難させられたのは55万ベクレル、です。それで本来法律的に無人にしなかればいけないのは、当時ですと、1平方メートルあたり3万7000、現在はそれを丸めて4万という数字です
水野「4万。3万7000から4万という数字」
小出「はい」
水野「今、申し上げた葛飾区や江戸川区の一部で、ま、最大3万ベクレルという数値もでてきておりますが。東京都は健康に影響があるレベルではない、というふうに言ってます」
小出「はい」
水野「これはどう受け取ったらよろしいですか?」

小出「えー……、呆れた話だと思います。」
水野「はあー……」
平野「先生あの、これからですね、行楽の紅葉シーズンですねえ……。その奥多摩だとまあ秩父に近くて。まああの、私も東京に住んでたこともあってこのへんよくハイキングにいったりですね。」
水野「そういう場所ですか」
平野「行くんですけれども。これはあの、行楽客への注意喚起というのも必要ですよねえ。」

小出「山の中には入らないほうがいいだろうと思います」
平野「そうですよねえ。だけど、今、まあ遠く離れたこちらから見ても、そういうなんか、警戒情報が出てる気配がないですよねえ。」
小出「そうですね。もう日本の国というのは、その程度の汚染はなんでもないと言って、知らん顔をしろと決めたようなのですね。
平野「恐ろしいことですねえ」
小出「はい」
水野「山が汚染されると、水が汚染されますでしょ?」
小出「次第にそうなりますね」
水野「河川が汚染されるってことになってきて。結局じゃあ、飲料水が大丈夫なのかっていうことにも行き着きませんか」
平野「きのこなんかもありますよねえ。あの、ちょっと離れてるから大丈夫だと思ってねえ。」
小出「はい。きのこ狩りは少なくとも奥多摩は今はやらないほうがいいと思います
平野「そうですねえ」

水野「まあ、環境省の除染の方針がね、1ミリシーベルト以上とすると、いう話になってきてるのはお伝えもしてるんですけれども。それに基づいて考えますとね、これ朝日新聞が集計した数字ですけど。えー、なんと、除染しなければいけない面積が、日本の面積のおよそ3%に達すると」
小出「はい」
水野「この数字はどうでしょう」

小出「要するに、私はずっと行ってきましたが、福島県全域に匹敵するほどの面積を、放射線の管理区域つまり無人にしなければいけないと、私は言ってきたのですがほぼそういう広さです。」
水野「はあー……。そう、そういうのは、まあ、当初から、小出先生おっしゃってたので」
小出「はい。私は別に自分で知ったわけではなくて、政府の公表した地図を見れば、それ以外ないと思ったのでそう言ってきたわけで。えー、政府の方は始めから承知の上だったと思います」
水野「あ、わかっていたわけですよね。そりゃもちろん」
小出「はい」
平野「では今回、住民の方々のその抗議の声で、下げたんですよね」
小出「そうですよね」
水野「最初、年5ミリシーベルトって言ったんですからねえ
小出「はい」
水野「だからやっぱり、あの皆さんが正しい知識を持って、抗議の声をあげなければ、できるだけその、事故のあとを小さく見せるというのは、今も続いていると思われますか?

小出「えー……、どうもこの国はそういう国のようですね
平野「うーん……。これどの地域まで、どれくらいのレベルのところまで除染するかっていう話は小屋ってあるんですけれども。じゃあ実際に除染してどの数値にまで下げますよと、で、下げたら、どこまで下げたら住民に戻ってもらうかという議論がないと私は思うんですよ」

小出「そうですね。少なくともこの日本という国では、1年間に1ミリシーベルト以上に被曝はさせないというのが法律であったわけですから。もしそれが守れないようで、あるなら、えー……、そういう土地に住んでいて移住を希望する人には、必ず移住を保証するということを国家がやるべきだと私は思います。そうしてしまえば、日本の国土の3%に相当する地域に住んでいる人たち全て、に、其の権利を与えるということになりますので。えー、もちろん東京電力は倒産でしょうし、えー、日本の国も国家財政が底をつくぐらいのことになるだろうと私は思いますが。やるべきだと思います」
平野「そうですねえ。今度の除染費用、当初に見込みは1兆2千億という、計上してたみたいだけど。これ7倍だとですね、その、とんでもない数字で、国家財政そのものが維持できないぐらいの金額になりますよね。そのへんの覚悟は全く政府は見えない」
小出「そうですね。で、やったところで、ろくに綺麗にならないのです」
平野「ええ……」

水野「そうか。小出さんの今日お写真がですね、新聞に出ていて」
小出「えっ?」
水野「スポーツ報知に小出さんのお写真で輝のご存じないですか」
小出「いや、頂きました。えーと、たね蒔きジャーナルの例の本のですね、取材をしていただいて。えー、もう9月の13日でしたから、ほぼ、ひと月ぐらい前でしたね。えーようやくなんか、出してくださったよう、です」
水野「ええ。小出さんのご本、『知りたくないけれど知っておかねばならない原発の真実』。この本の取材をした記者が、また小出さんにインタビューをしてらして。そのインタビュー記事がまとまってるんですが。そこに小出さんの言葉としてこういうことをおかきになってるんですね。『事実として二度と戻れない土地がすでに生じている。そのことを言わないまま、あたかも、人々が戻れるというような幻想を振りまいている。』」
小出「はい」
水野「この、幻想、であるという、所ですよね」
小出「はい」
水野「これは、なかなか受け入れるのは難しいところではないかと思うんです」

小出「はい……。皆さん、帰りたいんですよ。それは、私だって、自分が、長い間住んでいた土地を奪われてどっか避難所にいけと言われても、なんとか帰りたいなと思うと思います。多分皆さん帰りたいと思って、今、避難所とかですね、仮設住宅にいるわけですね。えーでも。帰れないのです。私はたいへん言いにくいし、こんなことはいいたくないけれども、残念ながら、帰れないのです。ですから、早く次の生活設計ができるように、きちっと情報を出すというのが政府の責任だと私は思います。」

水野「ええ……。しかしながら細野原発大臣は、警戒区域20キロ以内、圏内、のところも解除出来る場所があるんではないか、という発言をして、おります
小出「細野さんに住んでほしいです。
平野「んー……」
水野「そうですねえ。まずはね。」
小出「はい」

水野「それからですねえ。このかた、ラジオネームで、さいとうさん、っていうふうに下さってるんですけども。リスナーの方からの質問でございます」
小出「はい」
水野「福島県の子供たちの甲状腺の検査が始まったとききました。しかしながら、こうした症状というのは、潜伏期間があってすぐ現れないんじゃないんですか?」
小出「そうです。ですから、長い間調査をしなければいけません。」
水野「生涯チェックしなければいけないんですね。この検査は」
小出「はい。そうですね。ただ、チェルノブイリの経験などをみると、えー、甲状腺癌は比較的早めに、数年後から発生してきていますので。えー今からとにかく数年間みっちりと調べて、もし甲状腺癌が出るようであれば早めに子供たちを手術をするなりして、手当をするという必要はあると思います」

水野「ただ、先ほどの話ですとね。除染を必要とする地域は福島県以外にもたくさんあります」
小出「そうです」
水野「8つの都県にまたがっているわけです。福島の子供たちの検査だけでいいんですか」

小出「いけません。もう、本来であれば放射線の管理区域に指定しなければいけないという地域が、今水野さんおっしゃっように8つの都府県に渡っているわけで。そういうところの子供たちは全て本来であれば検査をすべきだと私は思います」

水野「うーん……。あの、このさいとうさんってかた、もう1つ聞いていらっしゃるのは、甲状腺の異常に対して治療法はあるんでしょうか」
小 出「はい。私は医者ではありませんので、あんまり正確でないかも知れませんが。えー、チェルノブイリの子供たちも甲状腺癌が多発して、それを手術をして取 り除くと、いうようなことはたくさん行われましたし。えー、日本からも菅谷さんという今現在松本市長もやっておられる彼が、甲状腺癌の専門家でしたのでベ ラルーシまで行って、子供たちの手術を担当するというようなことをやりました。えー……、これから日本でそれをやらなければいけなくなると思います。」

水野「うーん……。平野さんも私も、チェルノブイリハートという映画を見ましたが」
平野「ええ、そうですねえ。心臓に、寝室の間の隔膜に、あの、穴が開く事をチェルノブイリハートですね。ずらっと、子供たちの、こう、あの、情景がならんでましてねえ。」
小出「はい」
平 野「ほんと、痛ましい姿で、その、涙が出てきたんですけれども。先生はちょっとですねえ、この甲状腺癌ばっかりに注目されてるんですけれども。あの、ストロンチウムとかプルトニウムとかですねえ。広がってると。いうようなこないだデータが出ましたけれども。これは、その、そういう核種による病気は、甲状腺癌だけじゃなくて、他の病気なども引き起こす可能性はあるんですか」
小出「もちろんです。」
平野「これはどんな病気なのですかね」

小 出「例えば、甲状腺癌を引き起こす頑強はヨウ素という放射性核種です。それで今問題になっているのは、プルトニウム、ストロンチウムとかいうようなものが出てきたと言っているわけですけれども。プルトニウムもストロンチウムも骨にたまります。はいですから、骨の癌であるとか、白血病であるとか。」
平野「白血病ですよねえー」
小出「はい。そういうものを、あの……引き起こすと思いますし。プルトニウムの場合には、もし吸い込んだ場合には、まずはいに引っかかってしまって、肺癌を ひきおこすという、それが一番の猛毒ですので。これを調べる必要があると思い……ま、す。え、ただし、私はこの番組でもなんども言ったと思いますが。 えー……、プルトニウムもストロンチウムもヨウ素ももちろん問題ですけれども。今現在私たちの最大の脅威は、セシウムだと思います。はい」

平野「うーん……」
水野「あの、こうした子どもたちの現状を考えますとね。先程小出さんおっしゃった、今、戻れるという、故郷に戻れるという幻想を振りまく状況が続くとですね、ますます子どもの被害の確率が高まるとわたし思うんですが」
小出「そうです。」
水野「ここのところ、どう考えますか」

小出「えー、計画的避難区域に戻った人達がいて。今日たしか、保育所だとか幼稚園だかなんだかが再開したというようなニュースを聞きました。えー……、私としてはなんとも痛ましいと思いました
水野「うーん……。再開できたときの子供たちの笑顔を見れば、わたしたち、周りの者は嬉しくはなるんですが、いっときは。もちろんそうですよね」
小出「はい」
水野「しかしながら、やっぱりその幻想がどう言った状況を招くかということをやっぱり私たちは見つめなきゃいけないってことですね」
小出「そうです。」
水野「はい。ありがとうございました」
平野「どうもありがとうございました」
小出「はい。ありがとうございました」
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました」
=====(文字おこし、ここまで)
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政府はいつまでも本当の情報は流さないのでしょうね。
マスコミもグルだからどうしようもないです。
国民の命は二の次に考えている政策って、本当にどうなんでしょう。


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